鉄刻屋の鉄細工そうさく雑記 "Tekkoku-ya's Diverse Thoughts About Iron Works"


僕、三井 亮の造る鉄細工の創作に関してを少しづつ記録してます。 その他にも色々とアンテナに引っかかったものをつづっています。            よろしくお願いします。
by 三井 亮佑
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イタリアが好きで

鉄という素材にめぐり合い鉄細工を、例えば燭台だったりワインラックなどを造りだしてからはやはり歴史のあるヨーロッパでのロートアイアンに魅力を感じるようになりました。いろいろな国がありますが中でも僕はイタリアに特に強く惹かれています。明るさだったり、イタリア料理の美味しさだったりも含めて。
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普段は本やTV、ネットを見たり、ヨーロッパに行ってきた人に話を聞いたりしているだけですが一度だけ、もう6年も前の2007年の4月に妻と二人でミラノからローマまでを基本的には列車を利用して街中のロートアイアンを見て回ったり、片言のイタリア語で工房を訪ねてみたことがあります。その旅行中にメモを取っていたことを思い出し探し出してきて読み返してみました。くだらないことがほとんどですがその時に感じたことや、その時かいだ匂い、その時の疲れ具合が鮮明に思い出されました。僕にとっては貴重な経験をそのメモと記憶を頼りに綴ってみたいと思います。他の人が読んでも面白いかどうか分かりませんが。
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by tekkoku-ya | 2013-03-31 22:30 | 2007.イタリアめぐり | Comments(0)

木を手仕事で製材する人②

曲がりくねった木をなりのまま四角く製材していくので(機械には絶対出来ない)なるほど古民家というのはこうやって出来上がっていくのだなと納得しました。昔は、ほんの4,50年前くらいまではこの方法で多くの人たちが建物を建てていたのだと言っていました。こういう味のある、温かみのある柱の使われている家というのはやはりあこがれます。雨宮さんという人を知るとなおのことに感じられます。そういった手仕事がまだ息づいていて気軽に話ができることにも感謝です。
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八ヶ岳方面にお越しの際にはそんなところもちょっと気にされながらお楽しみ下さい。ちなみに、パーゴラの完成自体は5月くらいになる予定だそうです。


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by tekkoku-ya | 2013-03-30 23:57 | 散歩中の収穫 | Comments(0)

木を手仕事で製材する人①

ちょうどお店のある“萌木の村”の中の庭ををポール・スミザーさんに大改造をしていただいているのですが、村の中に年をとりすぎた栗の木が多くありそれを伐採する機会がありました。その伐採した材木を利用してパーゴラ(植物の家)を作ることになり手仕事のみで木を製材する雨宮さんという方と出会いました。
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雨宮さんは手斧だけで丸太を四角く木のなりを生かした柱にしていきます。その作業のリズムは長いこと眺めていてもずっと飽きません。たぶん刃物を扱う人は皆そうなのでしょうが頭の先からつま先までものすごい集中力をみなぎらせ一定のリズムで”こんっ こんっ こんっ”と森の中に響く木を刻む音は聞いていてとても気持ちの良いものです。人柄がとてもやさしく、気さくで、ご本人もおっしゃっていましたが機械をあまり使わないので脇を歩いてゆくお客様とも気軽に話が出来るのがこの仕事の良いところだと忙しい中色々と話を聞かせていただいています。ポール・スミザーさんと同じくとても勉強になりためになる出会いです。
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by tekkoku-ya | 2013-03-29 20:45 | 散歩中の収穫 | Comments(0)

鉄をサビにくくする

最終的に仕上がった鉄細工には表面処理を行います。僕の取っている方法は工程のところでも書きましたが、鉄という素材感が好きなので少しでもそれを残す為に、木製の床を磨く為のWAXを塗布してバーナーで焼きます。すると油分が燃えてしまいロウ分が黒く焦げて表面を覆ってくれます。金属に良く用いられる油焼きと同じです。
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この方法だとロウ分が焦げてごく薄く固着するだけですので見た目の形状的にはほとんど変化はありません。焦げるのもごくわずかですので削った後などは目立ってしまいますので酸化皮膜をあらかじめ付けておきます。これで屋内での使用・設置するものはサビにくくすることが出来ます。屋外での使用・設置の場合はサビを希望されない時には単純に塗料を使って塗装という事になります。
こんな感じで、日々の創作活動を行っています。
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by tekkoku-ya | 2013-03-28 22:56 | 日々の創作風景 | Comments(0)

例外的な発表の場②

オーダーを頼まれる方の中にはデザインをご自身で起こしてきてくれる方もいます。このケースは単純に頂いたデザインに僕というものを乗せれば良いので比較的気楽に造ることが出来ます。
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一からデザインを起こす場合は可能な限り設置場所へ伺い見せていただき、お客様の好みなどを聞いて3つほどのスケッチを提案してその中に気に入るものがあれば、それを軸に変更をしてゆきます。中には最後までマッチするスケッチが出ないということもありますが・・・。それから造り始めますので時間的にかなりかかりますが本当にお客様の好みのものが出来上がっているように思います。可能な限り表面処理の手前で実際に見ていただいて手直しが出来るようにしています。お客様の求めているものをダイレクトに僕という造り手を通して造るというのも、普段の動植物を自分の感覚のみで創作するのとは違い楽しみでありいろいろと勉強にもなります。
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by tekkoku-ya | 2013-03-27 23:43 | 鉄細工・発表の空間 | Comments(4)

「ヌヌ」

散歩には愛犬、名前は「ヌヌ」って言いますがヌヌを連れて行きます。森へ、谷へ、川へ。
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種類は、ジャック・ラッセル・テリアということですが他のコより背も高くなんかちょっと違う感じがしますがとても元気が良くかわいいです。リードをはずしてあげるとものすごいスピードで走り回る。
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気が済むまで走りつかれると川の水を飲んでちょっと休憩してまた走り回ると、とにかく体力には自信ありますって感じです。本人はいたって楽しそうではあるけれど。
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by tekkoku-ya | 2013-03-26 21:00 | 散歩中の収穫 | Comments(0)

例外的な発表の場①

お客様から直接オーダーを頂き造るものがあります。造るものがそのままお客様のもとに設置されるわけです。屋内に設置されるものもありますが、多くは屋外に設置されることがあります。例えば、表札・門・アーチ・ポストなどです。それらは特にその設置場所にあったものを造る必要があると思います。表札や門などは建物だったり環境を含め大きな印象を人に与える重要なパーツです。
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なかなか難しい仕事です。設置されるものによっては目立たせることが必要なのかその場に溶け込ませるのか、またはバランスよく両方をとるのか。普段造っている動物や植物は自分が造りたいように好き勝手に造ってあげれば良いのですが、こちらの創作というのはスケッチの段階でほぼ80%程度は仕事が終わるような感覚があります。スケッチをお客様に気に入っていただければ後はそれに従って造るだけですので。もちろん最終的には相談の上「この方が良くなる」と思えばデザインを変更したり、付け足したり、削ったりはありますが。大きくはスケッチ通りの仕事をすることになります。
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by tekkoku-ya | 2013-03-24 22:30 | 鉄細工・発表の空間 | Comments(0)

鉄を溶かす・貼る・削る

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溶かすといっても普通に行うと酸素と反応してしまい噴いてしまいます。ので僕の手持ちの機材では完全に溶かすのは無理なので最後の仕上げにちょっと表情を変える程度です。完全に溶かすことが出来れば面白いとは思うのですが・・・
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これまでに造ってきた一つ一つバラバラの動物であれば-体・足・頭など植物なら-花びら・額・葉などをバランスを見ながら構成して貼り合わせていきます。
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切る時と同様に電気を使い二つの母材を溶かします。ただこちらは吹き飛ばさずに同時に溶かした部材をつなぎにして二つのパーツをつなぎ合わせていきます。
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この時にどうしても溶接の痕跡が残ります。それを小さな砥石が高速で回転する工具で削り取ります。他にも創作の段階で出来る手にさわるバリを取り除くときや磨きをかける時などに鉄を削ります。
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by tekkoku-ya | 2013-03-23 21:37 | 日々の創作風景 | Comments(0)

人とのつながり

造るものの美しさと同じくらい大切にしているのは人との縁です。この前に書いたイタリアのA・Bさん、同じくイタリアで出会った同じ鉄を扱うフィレンツェのM・Mさん、パニカーレのG・Tさん、快く指導をしてくれたS・Aさん、東京のO・Kさん、サッカー仲間で仕事まで回してくれるM・SさんとO・Hさん、いつも的確なアドバイスをしてくれる京都のT・Tさん、他にも僕が造る鉄細工を気に入ってくださっている皆さん、感謝しています。失敗することも多いですがこれからも《自分らしい・自分にしか造れない・自分が好きだ》と思える鉄細工を楽しみながら造っていきます。
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by tekkoku-ya | 2013-03-22 23:15 | 創作にあたり思う・考ること | Comments(0)

イタリアでもらったお叱り

イタリアでお会いしたSignor A.Bにコテンパに言われたことというのは「これはイタリアのコピーであって君が造る必要はない」「自分らしい・君にしか造れないものでなくてはいけない」でした。衝撃でした。でも、当たり前のことですね考えてみれば。それからも、2.3年は間違ったことをしていた気がします。他の人がやっていないことを探し続けてしまいました。それも大事な要素であることは間違いではないのでしょうけど手法にこだわりすぎてもっと根本の自分が造りたいものを造る・楽しんで造るということを忘れてしまいました。息子との出会いでがらりとスタイルが変わり僕が好きでいられるものを造らなければ他の人が目を留めてくれないそんなことにようやく気づきました、店に立っているときに痛感します。これまでとは違い、足を止めて僕の鉄細工を見て行ってくれる人もずいぶん増えてきました。もちろんまだまだもっともっと良くしていかなければいけないところはたくさんありますが少しづつでも良いものを造っていきたいと思っています。
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by tekkoku-ya | 2013-03-21 22:46 | 創作にあたり思う・考ること | Comments(2)

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